【旅の達人】地球の歩き方第三編集部・数藤 健 氏

翻訳機ili(イリー)は、海外旅行を行う人々をサポートし、旅行の楽しさを皆さんに知って頂くためのツールとして、これまでに約5万人のユーザーにお使い頂いております。

私たちは、皆さんにより海外旅行の楽しさを知って頂くべく、海外旅行の達人のお話を皆さんにインタビュー形式でお伝えします!

記念すべき第一回目となる今回は、株式会社ダイヤモンド・ビッグ社 『地球の歩き方』第三編集部 数藤 健 氏にお話を伺いました。

初めて降り立った地はギリシャ

―これまでの渡航経験を教えて下さい。

正確な国数は把握していませんが、複数回行っている国も含めると、延べの渡航回数は100回以上かもしれないですね。

以前はヨーロッパ各国に取材で訪れる機会が頻繁にありましたし、『地球の歩き方』の仕事に携わるようになってからは、毎年6回前後は海外に行っています。今年も、近々取材で台湾に行く予定があります。

―初めての海外旅行について教えて下さい。

初めての海外旅行は22歳、大学4年生の時です。家族から20万円を借金して、当時「ダイヤモンド・スチューデント・ツアー」が催行していた学生向けのヨーロッパ周遊ツアーに一人で参加しました。

ツアーで最初に訪れた国はギリシャだったのですが、初めて見たエーゲ海には感動しましたね。白亜の建物に青い海という、絵に描いたようなギリシャの風景に陶然と見入ったのを覚えています。

そこからイタリア、フランス、スペイン、イギリスなどのヨーロッパ各国を飛び回りました。同じヨーロッパでも、国によって文化が大きく違うことが肌感覚で分かり当時は刺激的でしたね。スペインにはまだ長いシエスタがあるなど、生活習慣や食事もそれぞれ異なっていました。

特段これといった苦労もなく、初めての海外旅行はとても楽しかったです。何より、それまで私の家族には海外に行った人間はいなかったので、念願の外国に行くという目標が叶ったのが嬉しかったですね。

旅先で記憶に残る二つの体験

最果ての地『喜望峰』

―今までの旅の中で、特に記憶に残ってるエピソードを教えて下さい。

まずひとつは、今から5年ほど前に『地球の歩き方』の取材旅行で訪れた南アフリカです。

学生時代、教科書や歴史の授業で、喜望峰バーソロミュー・ディアスヴァスコ・ダ・ガマについて学んだことがありましたが、実際に喜望峰を訪れて、ヴァスコ・ダ・ガマのモニュメントを見た時は、「よくここまで来たなあ」と感慨深い気持ちになりました。

喜望峰もそうなのですが、私は“果ての地”が好きなんです。

カモンイスの「ここに地果て、海始まる」という詩で知られる、ユーラシア大陸最西端のポルトガル・ロカ岬に行ったことも、よい思い出になりましたね。

メドックマラソンにて(数藤氏 提供)

それともう一つ、とびきり面白かった体験として記憶に残っているのは、「メドックマラソン」でしょうか。

私はマラソンが趣味で、フルマラソンを何とか4時間を切るタイムで走ることが出来るのですが、このマラソン大会は、”給水所”の代わりに”給ワイン所”があって、ワインを飲みながらフルマラソンを走るという一風変わった大会になっています。

距離が進むごとに、ステーキや牡蠣、アイスクリーム、フルーツがランナーに振る舞われるという、とても楽しいイベントです。私はこれまで2回参加しています。

ベルリンで遭遇した衝撃のトラブル

―これまでの旅の中で、トラブルや怖い経験に遭ったことはありますか?

実はいい話があるんですよ(笑)。去年、ベルリンマラソンに参加した時のことです。

ベルリンマラソンは世界有数の大会で、参加するのが結構大変な大会なのですが、なんとか枠を取ることが出来ました。

タイムも目標としていた4時間を切ることが出来、意気揚々とホテルの部屋へと帰ったのですが、そこには空っぽのセーフティボックスと荒らされたカバンが!!

貴重品も窃盗の被害にあった(数藤氏 提供)

私がマラソンに出走するために外出している間に盗っ人が入り、部屋にあったパスポートや財布、貴重品が奪われていたのです。恐らく、マラソンのために私が貴重品や荷物を置いて外出することを犯人は把握していて、何らかの形でホテルの従業員か内通者から鍵を手に入れて犯行に及んだのでしょう。同じホテルで複数の部屋が被害に遭っていました。マラソンに参加する客を狙った、プロの仕業です。

思わず目がテンになってしまいましたが、同時に気がかりだったのが、翌週に予定していたハワイ旅行です。パスポートを盗まれてしまったので、このままだと行くことが出来ません。そのためには、なんとしても早急にパスポートを発行してもらわなければならない。そのためには警察や大使館等への迅速な連絡と書類のやり取りが必要になります。

荒らされたトランク(数藤氏 提供)

実際に被害に遭って、これらをスピーディーにこなすのは、外国語があまり話せない人にはなかなか難しいことだと感じました。もっとも、これほどひどい目に遭うことは滅多にないと思いますが、トラブルで冷静さを失ってしまっているときや、不意の瞬間に意思を伝える必要がある際に、イリーのような翻訳機があるとすごくいいと思います。

それから、これは読者の方からもお話を頂くのですが、トラブルの際には『地球の歩き方』も役に立ちます。

有事の際に必要となる、大使館等の施設の場所や連絡先がまとめてあり、通信環境や充電が関係ないのも、紙媒体の強みだと言えます。いざとなれば、必要なページだけを切り取ってもいいわけですからね。

旅を通じて学んだ『多様性』

―旅を通じて、「学び」や「発見」はありましたか?

当たり前のようなことですが、世界には多様な文化文明があり、さまざまなな人々がいます。旅先で出会った人々と交流し、今で言うダイバーシティ、多様性を学びましたね。

ヨルダン側の死海にて(数藤氏 提供)

私はパレスチナのヨルダン川西岸地区や、ヨルダンにも行ったことがあります。行く前には本を読み下調べをし、現地を自分の足で歩いて自分の目で見ていろいろ思いを巡らせました。いざ行くと決めてしまうと、勉強します。現地に入ってからは市場を訪れ、町の食堂で食事をして市井の人たちのことを知ろうとします。安全に留意することは言うまでもありません。それを含めて得がたい経験になります。

一つの価値観に囚われてしまい、視野が狭くなってしまうのは良くないことだと考えます。

特に若い男性こそ旅に出るべきだ

―海外旅行を考えている方にメッセージをお願いします。

なるべく若いうちから旅に出てほしいです。そして、もっと男性に旅に出てほしいですね。

と言うのも、弊社の旅行書を購入してくださる方の割合は女性の方が多く、特にムックや雑誌に関してはタイトルにもよりますが女性読者が平均7割以上を占めています。

実際に女性旅行者と接する機会があるけれど、とにかく元気で物怖じしない。こちらが感服するような、活動的な方が多いです。その一方で、日本の若い男性と話すと、これまで海外に行ったことがないという人がかなり多いです。

異文化に触れて、異なった文化的バックグラウンドを持つ人と接することで、とにかく見聞を広めてほしいと思います。まずはアジアの近くの国から旅行をしてみてはいかがでしょうか。

まだ海外に出たことのない方は、不安や怖いと思う気持ちがあるかもしれません。ですが、世の中はそんなに捨てたもんじゃありません(笑)。親切で優しい人がほとんどです。

気配りや警戒を怠らないのは当たり前として、いざという時に役に立つ旅のお守りとして、『地球の歩き方』と『イリー』をぜひ活用していただき、旅立っていただければと思います。

数藤氏には、これまでに『地球の歩き方』のWebサイト上に、実際にイリーを使用した記事を投稿していただいています!

合わせてお読みください!

台湾・高雄で、「イリー」と自転車さんぽ! (地球の歩き方 Webサイト)

韓国・ソウルを「イリー」片手に食の旅!(地球の歩き方 Webサイト)

文・構成 サクライ(team ili)

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