台湾の鉄道で起こったトラブルを乗り切った!伊集院光さんが実感したili(イリー)翻訳機の使い方と魅力とは?

日本では、瞬間オフライン音声翻訳機「ili(イリー)」を2017年1月正式に発表。

同年6月より法人向けサービスを展開していましたが、個人販売を行う前からご自身のラジオ番組で取り上げてくれていた伊集院光さんにお会いしました。

実は、伊集院さんは2018台限定販売の際に自ら購入いただき、いち早くご利用いただいたイリーユーザーとして「ili(イリー)の使い方と魅力」についてお聞きしてきました。

英語コンプレックスでも、翻訳機の発売で「オレの時代」がやってきた!

まず初めに「なぜイリーに興味を持ったのか」という部分についてお話を伺います。ほぼ毎日ラジオのお仕事がある伊集院さんは、どういったタイミングで「翻訳機」というデバイスに興味を持ったのか・・・!

吉田
伊集院さんは、海外旅行とかよくいかれるんですか?
伊集院氏
ラジオの仕事が月曜日から木曜日まで毎日あるから、金土日を使って旅行にいくんですよね。台湾とか韓国とか近いからいいですよね。

でも、僕は本当に英語がしゃべれない。もうね、コンプレックスなんです。

で、随分前になりますが、偶然見たプロモーション映像でiliのことを知りました。正直最初はね、「これ嘘だろ!」と思いましたよ。しかも当時は、クラウドファンディングでお金を集めたけど商品が完成しなかった、というトラブルが出始めていた頃で、実際僕も、支援したものの待てど暮らせど何も来ないということが実際にあって、「iliはどうなんだろう?」と思いながらも、ラジオで話しだけはしたんです「iliっていうのをネットで見たけど、ホントかね?」って感じで。

で、それっきり。あるときふと気になって調べてみたら、無事に商品化されて初回生産分が発売されると知ったんです。もうびっくりして、すぐにネットで予約しましたよ。「繋がった!予約できた!」って思ったらすぐに売り切れで、二度びっくり(笑)

吉田
ありがとうございます!よく初回のタイミングで買えましたよね。あのときは1時間で完売したんですよ。購入者の中に一般人として伊集院さんがいらっしゃって、社員一同びっくりしたのを覚えています。
伊集院氏
なにしろものすごい英語コンプレックスなわけですよ。当然、中国語も韓国語も話せるわけがない。

なのでiliの発売を知ったときは、「英語を捨てたオレのチョイスが正解な時代が来るんじゃないか!?」と思いました(笑)

英語に限らず、外国語コンプレックスを感じている日本人は本当に多いのではないでしょうか?

イリーは、そんな方を1歩前に進めてくれるトラベルグッズとして使っていただけたらと考えていますが、伊集院さんもイリーを実際に使った際に色々な体験をしたそうです。

※ili(イリー)自体は、クラウドファンディングを行っていません。

翻訳機を使って実感。「伝わった!」が旅をもっと面白くする

イリーを持って行った台湾旅行では、最初どうしてもイリーを出せなかったと話す伊集院さん。イリーを使えば日本語から中国語に翻訳してくれることはわかっていても、ブレーキがかかってしまうとのこと。

吉田
でも、すぐには使わなかったと伺いました(笑)
伊集院氏
やっぱり怖いわけですよ。いざiliを向けてみて伝わらなかったらどうしよう、って。

これは語学が苦手な人ならわかると思うんですが、出来ないくせに、出来ないからこそ、恥をかきたくないわけです。はじめてiliを持って行ったのは台湾旅行なんですが、最初の2日くらいはどうしても出せなくって、しまいには「ili持って来なかったことにしよう!」と思うようになっていました。

実は、このような体験は伊集院さんに限らず初めてイリーを使った際に感じることが多いようです。「きっかけが・・・」ということで、あまり使わなかったというお声をいただくケースもありました。

そんな伊集院さんに、台湾の電車で事件が起こります。

吉田
ところが、事件が起きるわけですね?
伊集院氏
そうなんです。

台湾の鉄道で移動していたときに、最初は普通列車に乗っていたのですが、途中から間違って特急列車に乗ってしまった。それで改札の人に現地語でまくしたてられたのですが、どうしていいかわからない。

特急料金の差額を払う必要があるわけですが、「どこから乗ったか」が言えないので、始発から特急に乗ったように思われて「三倍の料金を払え」って。そこでもう、「イチかバチかだ!」というくらいの覚悟で「私はひとつ前の駅から特急に乗りました」と言ってiliを渡したんです。もうどうにでもなれ!って。そしたらあっさり伝わった。

あの感動はすごかったです。「伝わった! この人に理解してもらえたんだ!」って。今度韓国に行きますが、これからは最初っからiliを使いまくります!

吉田
最初の一歩って大事ですよね。日々iliのバージョンアップに励んでいるのですが、最近のテーマは「持っていてよかった」なんです。ここをシンプルに目指していこうと。海外に行って不安になるときってありますよね。そういうときに、iliがあると安心して旅ができる。そういう存在を目指しています。

「引き算」が、翻訳機ili(イリー)の使いやすさの答え。

そもそもイリーは、翻訳アプリ開発からスタートしています。そして「オンライン」「双方向機能」と色々と試した結果、今のイリーが誕生しました。

色々な機能をあえて我慢して、シンプルかつ旅行に特化していこうと考え、今に至ります!

伊集院氏
シンプルといえば、iliは旅行に特化しているのがすごいですね。とにかくレスポンスが早い。

説明書きに「旅行に特化することで翻訳速度を上げている」と書いてあって、なるほどなと思いました。

あとは実際使ってみて、この開発者は旅行先で何が起こるか、何が必要かをちゃんと理解した上で開発しているんだって感じました。

吉田
実際に我々も現地に行って使ったり、日本にいるときも「想像旅行」といって旅のシチュエーションを考えながらロールプレイングをするんです。

で、旅で使われる単語やフレーズって結構決まっているな、と気づきました。たとえば旅行中に「これは高い」と言ったら、かなりの確率で「high」ではなく「expensive」です。iliは旅行会話の中でも、特に「買い物」「食事」「ディレクション」にフォーカスして開発を進めています。

これはユーザーアンケートからもわかっていて、「うちの母は旅行中に“トイレはどこですか”ばっかり聞いていた。」と回答した方がいたのですが、これでいいと思うんです。そのお母様にとって、「トイレはどこか」はものすごい重要なことで、それをiliを通じて聞くことができる。

外部からは、もっと高機能にしたらどうかという意見をいただくこともありますし、技術的にはできるんです。でも我々は、あえてそこを我慢して、シンプルかつ旅行に特化していこうと思っています。

伊集院氏
無理すればできるのにやらないって選択は勇気がいりますよね。でもそれがいいんだと思います。

やたら盛り込み過ぎの機械って多いじゃないですか。で、結果的に複雑になって使いこなせなかったり、高くなって誰も買わなかったり、出来はするけど遅かったり。

でも重要なのは「いかにシンプルにニーズを満たすか」ですよね。むかし、ポストペットってあったじゃないですか。パソコンを起動すると可愛いキャラクターが出てきてメールを送ってくれる、シンプルにメール機能だけ持っている。

他のメールソフトが複雑になる中、実にシンプルで可愛らしい。あれは流行りましたよね。iliを見ていると、それを思い出しました。

吉田
それはやっぱり、開発者が実際に使っているというところが大きいですよね。

技術者の「この商品すごいでしょ!」と、ユーザーの「この商品ちょうどいい!」って、得てして乖離してしまうものです。

でも、うちは開発者が旅先で全部体験した上で、この機能はいる・いらないが判断できた。実体験しているから、「いらない」と言い切れたんです。

伊集院氏
そこの判断は本当に紙一重ですよね。“いい塩梅”って非常に難しい。

iliの場合、翻訳システムを旅行会話に絞ったというのも大きいですが、「双方向のコミュニケーションにしなかった」というのも英断だと思うんです。

そもそも外国慣れしている人なら別かもしれませんが、初対面の外国人にいきなりマイクを渡したり出来ないじゃないですか。相手だっていきなり見知らぬ日本人にマイクを渡されてもどうしていいかわからないだろうし。

吉田
それで言うと、ウォークマンってあえて録音機能を捨てて再生機能に特化したと聞きました。

全く新しいものを広めるときは、シンプルで誰でも使いやすい製品を目指すべきだと思うんです。これまで「音声翻訳機」というものはなかったわけですから、これを幅広い世代に使ってもらって喜んでもらうには、「切る勇気」が必要でした。

おかげさまで、ユーザーアンケートを見ると老若男女問わず好評です。

こんな翻訳機ili(イリー)ならもっと“友だち”になれる

伊集院氏
みんながiliを持って海外に行くのがスタンダードな世の中になるといいですよね。

旅行中の日本人が何か取り出したら「あ、iliが出てくるんだな」と思われくらいに。そしたら外国の人も安心してコミュニケーションしてくれる。iliに自己紹介機能があるといいかもしれませんね。

音声でも注意書きでもいいのですが、「これは音声翻訳機のiliで、会話を翻訳して伝えます」というインフォメーションがあるとより使いやすくなると思います。

吉田
カバーに自己紹介文が書いてあったり!
伊集院氏
ストラップとかに書いてあるのでもいいかもしれませんね!そういったオプションが色々出て、旅行先に合わせて着せ替えができると面白いかも。
吉田
機能はあえてシンプルでハードルを低くしておき、あとは勝手にユーザーが面白がって使ってくれる製品になるといいですよね。

着せ替えもそうですし、こちらが想定していなかった使い方をしてもらったり。

伊集院氏
そうなると、あとは勝手に進化していくと思うんです。

たとえば学生がiliにあだ名をつけたり落書きしたり、親から子にプレゼントするものになったり、逆に子から親にプレゼントするものになったり。

僕はiliのおかげで旅行が楽しみになったから、そんなふうにみんなが楽しんでiliを使うようになってくれるのが夢ですね。

こちらがストップをかけなければいくらでも話が膨らむような雰囲気の中、対談は終了となりました!

いちユーザーとしての伊集院さんのご意見が聞けたのが非常に収穫になった対談となりました。ご協力、ありがとうございました。

by Team ili

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